スマホをひらけば、いつでも好きな場所で音楽を聴ける。
でもその場所で聞くから、体験が変わることがある。どこでもいいわけじゃない。
たとえば旅先で、その地に昔から伝わる民謡を発見したとき。あるいは、その土地について語られた歌に出会ったとき。それはあなたの旅のテーマソングとなり、ともに旅をする。そしてその音を聴くたびに、あの旅の感動がよみがえる。
サウンドトリップは、アーティストがその地にまつわる音を使い、そこでしか体験できない「物語のある音楽」をつくるプロジェクト。これは、音楽を聴くことで旅の体験をふくらませる実験だ。どれもその地に関わりある音を使った、そこで体験することに意味のある音楽。それも寺社を中心に展開している。当時、最先端で活躍していたアーティストの狩野永徳や長谷川等伯の作品がお寺で展示されていたように、寺社は文化サロンであり、伝統とは前衛の積み重ねだから。
これをとっかかりにどうか、この地の物語を探ってほしい。 なによりこの音楽が、あなたのこのたびの旅のテーマソングになることを願って。
ON THE TRIP 旅の体験をふくらませる
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