夜の道後温泉街は、そぞろ歩きの旅人をいざなう光にあふれ、どこか夢の続きを見ているかのようです。
その賑わいから逃れ、静けさを増す道後公園に一歩足を踏み入れると、耳に届くのは風の音と、樹々のささやき。
ここは古代より「伊佐爾波(いさにわ)の岡」と語り継がれ、中世には伊予を治めた河野氏の本拠「湯築城(ゆづきじょう)」が築かれたところ。
温泉のかたわらに人々が暮らし、政治や祈りが重なりあってきた丘。
昼の公園は桜などの花木も多く、子どもたちの明るい声が響きますが、夜ともなるとまた別の顔を見せます。
静寂につつまれた土塁、水草の眠る堀、うっすらと浮かび上がる丘の稜線──。
まるで時が止まったような感じに包まれるでしょう。
このガイドは、温泉街の光のもとでは見ることのなかった、物語の扉にそっと手を添え、開くように、闇に包まれる道後公園にあなたをいざないます。
道後公園ナイトウォーク
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