熊川宿は小浜と京都をつなぐ鯖街道の宿場町。江戸時代には200戸の建物がひしめき合い、1日1000頭もの牛馬が行き交うほどでした。1kmほどの道のりで、京都に向かって、下、中、上。下丿町は宿屋が、中丿町は問屋が、上丿町は「街道稼ぎ」と呼ばれた運び屋の家が多かった。たくさんの物を運ぶ必要があったので道幅は広く、牛馬の水飲み場になる川の水も引かれています。
あなたもこの町を美しいと感じることでしょう。熊川宿の町並みはなぜ美しいのか。それは、山々を背景に広い街道と水の音、その川の流れとともにゆるやかにカーブする町並み、その町家の屋根は平入と妻入が入り混じり、高さがまちまちな2階は漆喰で塗られた真壁造と塗込造が入り混じる。これらの建物がみごとな調和を生んで、町並みの美しさとしてのハーモニーを奏でているのです。
この旅では熊川宿の美しさを構成する建物の見方を紐解きながら、その場所に宿る物語を拾い集めていきましょう。01から順番に歩かずとも、どこから聞いてもかまいません。まずは近くの場所から自由に散策してみましょう。
熊川宿まち歩き
熊川宿の町並みはなぜ美しいのか?
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御手洗まち歩き
江戸時代の面影に宿る
物語というタイムカプセル
〜風待ちdiary〜
柳川・川下り
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