奈良のスタートは、かき氷ガイドのリリースから。
なぜなら、奈良は氷の食文化発祥の地であるから。
その地で、新しくかき氷の文化を根付かせようと仕掛けている、本当においしいかき氷屋さんを9つ、GPSと連動して紹介しています。そのお店選びは、ほうせき箱のオーナーの平井宗助さんと一緒に。どれも近鉄奈良駅近郊のお店。
すべてのお店には取材をし、かき氷の作り手の顔が見えるようにつくりました。なかなか作り手の顔が見えることは少ない。だから、あえてとりあげました。作り手の顔が見えると、かき氷もほんのすこしだけ、美味しくなるはずです。ぜひ、かき氷を並んでいるその待ち時間にガイドを楽しんでほしいと思っています。
初の試み。
ガイドを購入した人に特典
それぞれのお店に取材をする中で、このガイドを購入してくれた人たちに、なにか特典をつけられればとも思いました。紹介したお店で、このガイドの特典ページを見せて、かき氷を注文すると購入特典がつきます。
それは、わらび餅やお茶、自家製の箸置き、和菓子、などそれぞれのお店の特色を活かす特典。具体的な特典は、ガイド内のそれぞれのお店の紹介文に記載しています。奈良と言ったら「かき氷」となる日は近いと信じ、また奈良の新しい文化になるよう、このガイドがその一助になればと思っています。ぜひ一店だけではなく、何店かハシゴしてほしいです。
なお、紹介した神社や、それぞれのお店には、ポスターを配置しています。
同時にチラシも置いています。
ぜひ見かけたらダウンロードしてください。
最後に、今回のガイドのコンセプトを紹介します。
奈良に来たらON THE TRIPのかき氷ガイド片手に、楽しんでください。
奈良で生まれる、
異色のかき氷屋たち
彼らには本業がある
フレンチ、パティスリー、お茶屋さん、和菓子屋、陶芸家、バー。
このガイドで紹介するのは、本業があるかき氷屋さんだ。
かき氷の需要は夏に集中する。いわば、夏に起こるフェスのようなもので、それだけでは商売が成り立たない。夏以外の稼ぎ口が必要となる。そのため、ほとんどのかき氷屋さんには本業がある。
しかし、だからといって、かき氷づくりに手は抜かない。いや、むしろ本業があるからこそ、かき氷がうまくなる。
フレンチ屋さんならではの「バーナーで、メレンゲを焼くかき氷」。
お茶屋さんだからこそ、珍しい台湾のお茶をつかった「擂茶のかき氷」。
130年近く続くお菓子屋さんの、自家製あんことわらび餅が乗った「大和茶みるく金時」まで。
ここでは、氷と真剣に向かい合い、新しいかき氷の味への探求をやめない、異色のかき氷屋さんたちを紹介する。氷の話になると目の色が変わる人たちとも言える。
ひむろしらゆき祭の発起人であり、ほうせき箱代表の平井宗助さんと一緒に集めた、間違いなく食べておくべきところだ。
実際にぼくたちもすべてのお店に取材に伺い、オーナーに話を聞いた。
それぞれのお店には協力をいただき、このガイドを購入した人にだけ、特典も用意していただいた。
ひとつ食べるのではなく、ぜひハシゴしてほしい。それぞれ、味の違いを楽しんでほしい。
世界中から、そのかき氷を食べるためだけに来ているようなお店だってあるのだから。
奈良でしか食べられない、異色のかき氷に出会う旅へ。
ON THE TRIP. ぼくたちの旅は続く。