善光寺、戸隠、松代。
その物語が旅の体験をふくらませる。

READIO ON THE TRIP vol.45

長野の物語 3つの旅へのいざない


長野市にある3つのエリア。 その歩き方を、スマホで、オーディオで、GPSで、ご案内します。

まずは「善光寺参道」。つぎに「戸隠・五社巡り」。そして「松代まち歩き」

歩かなければわからない 善光寺の参拝者たちの物語


「遠くとも一度は参れ善光寺」。古くからそう謳われ、一度お参りをすればどんな人でも極楽浄土へ行けると伝えられてきた善光寺。さまざまな宗派がある仏教において「無宗派」を掲げているのは唯一無二で、信仰も、性別も、身分も関係なく、誰しもを受け入れる寺として親しまれてきた。

参拝者たちは、旅の途中でさまざまな物語を残している。笑える話、悲しい話、仏教のありがたさを感じる話。物語を彩るキャラクターも、将軍、旅人、遊女、お坊さん、大泥棒、さらには牛や大蛇など多種多様だ。彼らの物語は後世に語り継がれ、よりいっそう人々の善光寺への思いをかき立てた。

これは善光寺ではなく、そんな善光寺参道のガイドである。時代も身分も異なる参拝者たちの物語を追体験しながら、長野駅から善光寺まで約2キロの道のりを歩いてみよう。どうして善光寺が多くの人に大切にされてきたのか、きっとわかるはずだ。

善光寺参道ガイドはこちら

信仰の地層


戸隠は、冬になると雪に閉ざされる。20キロほど離れた善光寺で雪が積もっていなくても、戸隠は銀世界。そんなことも珍しくはない。

雪が多いことは、水が豊かということでもある。積雪が自然のダムとなるからだ。実際に、戸隠の暮らしはこの水に支えられており、この土地の古い神様である九頭龍も水の神として崇められている。

水の豊かさは、時代が異なる地質で戸隠が成り立っているおかげでもあるという。海に堆積した硬い地層でできた戸隠山と、噴火でできた飯縄山。硬い地盤に支えられた上に飯縄山の隙間の多い地層が重なり、豊富な水を貯めることができるのだ。さらにその地層は天然のろ過装置となり、澄んだおいしい水を里にもたらしている。

異なる地層の、複雑な重なり。それは、戸隠という場所を象徴しているようにも思う。現在の戸隠信仰は天の岩戸伝説が中心となっているが、歴史を紐解いてみると、水の神・九頭龍の信仰、険しい山にこもり厳しい修行を行うことで悟りを得る修験道の逸話、庶民の間で語り継がれる言い伝えなど、複数の物語が重なり合っている。一つ一つを検証していけば、矛盾があるかもしれない。しかしそれすら内包しながら、戸隠は信仰の対象であり続けている。

現在、戸隠信仰の核となっているのは宝光社、火之御子社、中社、九頭龍社、奥社からなる「戸隠神社」。ここではこの五社をめぐりながら、いくつもの信仰と伝承を生み出した戸隠の霊気に触れてみたい。

戸隠・五社巡りガイドはこちら

真田家の歴史をつなぐ 水の流れを追いかけて


善光寺の南に位置する松代町。ここは、江戸時代の初期から250年にわたって真田家が治め続けてきた場所だ。真田家は、戦国時代から活躍し続けた武将の一族。その物語は日本で映画やテレビドラマにもなっているので、名前を耳にしたことがある人もいるだろう。

江戸時代においては珍しいことなのだが、真田家は江戸時代の終わりまで、松代を治め続けた。一説によれば、松代藩初代藩主の優秀さを買っていた徳川家康が、真田をこの地に留めたからだといわれる。そのため松代には、真田家の歴史がいたるところに残っている。

松代を歩くためのキーワードは「水」。この街は、水でできている。それも、他の街にないかたちで残っている。その気配をたどると、真田の歴史と現在の松代がつながっていく──

松代まち歩きガイドはこちら


ON THE TRIP. ぼくたちの旅はつづく。

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