おそらく誰もが、なんとなくは知っている「ナマハゲ」。鬼のようなお面をかぶり、出刃包丁を持って「泣く子はいねぇがー、悪い子はいねぇがー!」と、子どもたちを追い回す……そんなイメージが思い浮かぶ。
秋田県、男鹿半島。かつては「男鹿嶋(おがじま)」とも呼ばれた、日本海に突き出たこの半島一帯で、大晦日の晩に行われるのがナマハゲ行事だ。日本各地に残る「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとして、2018年(平成30年)にユネスコ無形文化遺産に登録された。「男鹿のナマハゲ」は、それ以前の1978年(昭和53年)にはすでに国の重要無形民俗文化財に指定されている。
全国的に有名なナマハゲだが、いつどのようにして始まったのかはわかっていない。ナマハゲは、一体どこからやって来たのだろう?
この旅では、ナマハゲにまつわる4つの伝説をその背景と共にたどっていく。現地を歩き、ナマハゲとは何なのか、あなただけの答えを見つけてほしい。
男鹿半島
ナマハゲはどこから来たのか?
熱田神宮
夜の参拝へのいざない
草薙の剣をめぐる物語
駿府の工房 匠宿・泉ヶ谷
匠の音、その物語。
熊野古道伊勢路・松本峠
歴史の足跡に立ち止まる
熊野古道の歩き方
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