まずは一瞬、視界を下に落としてみましょう。
そこにあなたの鼻は見えますか?
私たちには鼻が付いています。でも、目のすぐ下についているのに視界をさえぎることはありません。これは、脳が勝手に視界から削除するためだと言われています。音も同様。たとえば喫茶店で友だちと話していると、まわりの会話は気になりません。これも脳が音を選別するから。されてしまう、と言えるかもしれませんが。つまり、私たちの体は自動的に固定概念のような「枠」に囚われていると言えます。
そして、囚われているのは体だけではありません。心もまた同様に、常識や慣習などありとあらゆることに縛られがち。そういった枠から自由になるにはどうしたらいいのでしょうか? 私たちは、その手段に「問いかけ」があると思っています。
これでいいのか?と、問いを自分にぶつけること。さまざまな賢人が言うように、必要なのは正しい答えではなく正しい問い。問うという行為そのものが、枠を自覚するきっかけになるからです。
「禅の修行において最も大切なことは、疑問を持つことです」と、退蔵院の松山副住職は話します。検索してもすぐに答えが見つからない問いに、あなたはどれだけ触れているでしょうか。妙心寺退蔵院では、境内をめぐりながら、そして体験をしながら、枠を超える「問い方」について松山副住職から教えてもらいましょう。
退蔵院
「問い」で枠を超えてゆけ。禅問答でめぐる退蔵院
生駒山西麓・東大阪三社めぐり
生駒山のふもとは、なぜ「信仰のまち、占いのまち」になったのか?
御手洗まち歩き
江戸時代の面影に宿る
物語というタイムカプセル
〜風待ちdiary〜
柳川・川下り
水郷の風景はあなたの
記憶の中にも流れている
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