神様と呼ばれる存在に、一心に祈る姿は美しい。それは世界中どこでも同じだった。
イスタンブールの寺院でコーランの詠唱に合わせ、一糸乱れぬ動きをしていた百人のイスラム教徒。エルサレムの教会では、ロウソクの灯を前に泣きそうな顔で祈るキリスト教徒を遠くから眺め、ここ日本では、目を閉じて手を合わせて祈る横顔を見ている。
一心に祈る人からは、簡単には触れられなさそうな、触れたらすぐに壊れてしまいそうな気配を感じる。その姿はとても強くて、同時に儚げだ。
貴船神社は近年、縁結びの神様として有名になり、境内では若い女性の姿をちらほらと見かけるようになった。きっと彼女たちは「いい人が現れますように」とささやかな願いを神様に祈るのだろう。
縁結びと聞いて、多くの人が連想するのは「恋愛」だと思う。しかし、縁結びという言葉は、もともと男女の仲だけでなく、友人関係や、上司と部下、親と子など、広く人と人が出会うこと全般を指していたそうだ。そのため、貴船神社には古くから、男女の縁だけでなく、就職や子授かりなどの縁結びを願って、人々が参拝していたそうだ。
ところで、なぜ貴船神社は縁結びの神様になったのだろうか?その背景には、私たちが毎日口にする「水」と意外なつながりがあった。ご縁と水の不思議な関係を読み解いてみよう。
貴船神社
なぜ、縁結びの神さまなのか? 〜水はご縁を結んでいく〜
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